琵琶湖でモンスターバスを狙うアングラーの一つの目標、
1cm100g。
日本が誇るレコードレイク、琵琶湖にはそんなモンスタークラスのブラックバスが潜んでいるという。
高校を卒業し、福岡から滋賀に移住するきっかけになったのはsnsに投稿される北部の美しい魚達だった。
50up-5kg、60up-6kg 爆弾体型の曲線美。
脳裏に焼き付いて離れなかった。
いつか自分も釣ってみたいと強く思い、気が付けば滋賀に移り住んでいた、、
野池出身ということもあり 元々ウエイト計測や板メジャーを使う習慣がなく、自己ベストを仕留めるも幻で終わってしまうという悔しい思いをした。
そして2年の歳月を経てこの魚に辿り着く。
64cm6500g ‥
滋賀に移住して2年目の春に出会ったこの魚の話をしようと思います。

一つのエリア
大規模フィールドである琵琶湖、自転車しか持っていなかった当時はあまりの広大さに唖然としてしまった。
免許を取得し納車してから、琵琶湖の世界に魅了されていく‥
毎日のように琵琶湖を釣り歩き続ける中で一つのエリアに絞る事にした。
何の変哲もないクリアウォーターの急深ディープ
そこは決して甘くなく、仕事帰りに毎晩修行のような忍耐の釣りをするのが日課になっていった。

どんなに他のエリアが釣れていても浮気することなく、何かに取り憑かれたかのようにこの場所に通い込んでいた。
寝不足で仕事が地獄だったのは今では懐かしい思い出です 笑
ここまで通い込むと必然とエリアの特性が見えてくる。
スーパーポテンシャルの魚を手にするために、ジグヘッドスイミングや名古屋釣法を覚えることになる。
極寒期修行
真冬の湖北。緊張感が漂う独特な雰囲気がたまらなく好きだった。

2021年2月5日
この日は仲間の案内のためにこのエリアに訪れた。
名古屋釣法で4kgを筆頭に同行者が3kg2本とショートバイト数回。

この魚との出会いをきっかけに、広いブレイクラインの中でもこの場所に絞っていく。
変化の乏しい急深ディープの中でも魚の付き場所には法則性があるように感じられた。


増水気味の冬だったこともあり、ブレイク付近から魚を寄せてきて岸際のストラクチャーで口を使わせていた。
ここ数年満水の冬を迎えることはなくなりました‥


X day
冬の期間はあっという間に過ぎていく。
少しでも確率を高めるために、ハイシーズンの2月から4月頭までは本気で通い詰めると決めていた。
3月31日
いつも通りの深夜の湖北、仲間と通い込んだ道を歩く。
手始めにエントリーして直ぐの場所にある大岩を名古屋釣法で攻める。
普段は上から順にレンジを刻んでいきますが、ここ数日はボトムでしか反応がないので一投目からボトムを狙った。
カウント90秒で着底、ブレイク伝いに引いてきてシモリの角に差しかかる所でコンッと心地良くティップが入る!
ブレイク際で全開ダッシュをかまされるが、安心して獲れるタックルなので難なくランディング。

王道の組み合わせですが、圧倒的に釣れます笑
56cm/4100g
まだまだ釣れそうな気がして、時合いが終わった無の時間も投げ続けた。
流れ星が降るのをぼーっと眺めて釣りしていると夢なのか現実なのかよく分からなくなってきます。笑
夜明けに近づくと生命感を感じ始めた。
スタッドで急深ブレイクのベタ底を丁寧に引いていると、トンッと突然のバイト!
そこそこ良い引きで上がってきたのは、先程の魚と同サイズ。

空が明るんでくるとジグヘッドの出番は終わる。
普段はナイトのみですが、この日は何か胸騒ぎがする‥
デイゲームの前に1時間ほど休憩して朝のポジションに入り直す。
ポイントまで歩いている最中に身内からの電話。片手で通話しながらしながら釣りをする 笑
6kg,7kgのバスを釣ったら憧れの剥製にしたい‥という話をしたのを鮮明に覚えている。(まさかこの直後現実になるとは、、)
夜の間に反応が良かった水深6〜10m付近を狙う
ルアーは自作のダート系バイブレーション、高比重ワームの釣りをプラグでやるという感じのもの。
直ぐにバイトがあるもすっぽ抜け、その数投後、
ラインが微かに走っていった…食った!
携帯を地面に置き、目一杯のフッキング。乗った!と同時にラインから伝わってくる重量感
ブレイクの方向にゆっくりと走り続ける魚。
トルクフルな走りでラインブレイクしそうになり思わずクラッチを切る‥
ビワコオオナマズだと思っていた。
立ちはだかるブレイクの壁に少しでもラインが当たれば確実に切られてしまう。
鈍い音で糸鳴りするラインを労わりながら、ロッドを曲げ込んで魚の走りを止める!
しばらく抵抗していたが、バランスを崩したのか急に首を振りながら浮上してきた。
そこからの勝負は早く波打ち際まで寄せてきたが、次の瞬間、、
バスの口からすっぽ抜けて飛んでいくルアー…
ロッドを放り投げ猫ばりに魚に飛びつく。笑
暴れるバスを抱き抱えて無事ランディング成功!
獲った。
持ち上げた瞬間その重さに驚く。

直後計測65cm/6540g (最小値64㎝/6500g)
14.33lb。1cm-101.56g
一センチ百グラムを越えた魚体
決して狙って釣れるようなサイズではありませんが、
琵琶湖の様々なエリアの中から一つのポイントに絞って通い続けたことで出会えた魚だと感じます。
そのポイントと調和した時にきっと琵琶湖は答えてくれるはずです‥
報われる瞬間は必ず訪れます。

16 ANTARES DC hg
fluoro 16lb
handmade lure”
琵琶湖にはこの魚の倍近いウエイトが出るポテンシャルがあると言われています。
本場アメリカの6kg overを量産するフィールドも凄いですが、
やはり人の手が加わっていない、日本の自然が育てたモンスターバスが棲む琵琶湖が世界一だと思っています。
毎年1~2回は特大魚を目撃したり、何かしらの反応を得られるフィールド。
通い込めばチャンスは皆平等に訪れると思います!
これからも、この素晴らしい環境を維持して皆様が楽しい釣りを展開出来ますように。。
Record in mind.


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