お久しぶりです。
前回の記事から丸一年の空白。生きています 笑
仕事の都合で滋賀を離れてしまい琵琶湖ロス発動中。喪失感で引きこもっていました。
というのは冗談で、仕事と釣り三昧でblog更新を後回しにしていたら一年が経っていました。笑
現在の拠点は大阪
“人は失って初めて大切なものに気づく”なんて言葉がありますが、自分が最も愛するフィールドは琵琶湖なんだなと強く感じました。
ソルトから渓流まで色々な釣りをしますが、琵琶湖のバス釣りは別格にのめり込める。
LakeBiwa is my Life.
前置きが長くなり失礼しました。
本題です。
この度 wild lures とのコラボレーションでルアーを世に放つことになりました。

意外なルアーメーカーとのコラボに驚き?という声も聞こえてきますが‥
代表の貝谷さんと知り合ったのは確か8年前、
ビッグベイトスタイルと共に成長してきた自分にとってはここ(wild lures工房)にいると当時の思い出が蘇ってきます。
はじめに。
中学生の頃からルアーを作り始めて10年目
作り手としてルアーを世に放つに至るまでビルディングの知識を教えてくださった、福岡のルアービルダー @basskichi7 さんに心より感謝申し上げます。
師匠が手掛けるブランド”monstermania.D”のルアーはInstagramで販売しているので気になる方はチェックしてみてください♪
福岡の野池チャリンコアングラー時代、バスキチさんにビルディングを教わり糟屋や春日の野池をひたすら駆け回っていた思い出。

高校生の頃の過去作
そして当時唯一ルアーの作り方を詳しく載せていたblogこそがwild luresのアメブロでした。
ルアービルディングというよりもフィッシュカービングに近い美しいラインを削り出す造形美が衝撃だった、、
見様見真似でウッドを削っていたけど中々思うように作れなかったな。
時代はジャイアントベイト初期。
今のように一般的なスタイルでは無く、ルアーの選択肢が少ない上に専用タックルなんてものは無かった。
30cmを超えるジャイアントベイトなんてミッドスポーンのネスト撃ちでしか使えないと思っていた。笑
そんな中しっかりとアクションするルアーと操作できる竿を実釣向けに生み出したメーカーこそがwild luresだった。
それからジャイアントベイトの釣りが急速に発展していったと思う。
この頃はスイムベイトオンリー、琵琶湖ローカルのビッグベイトスタイルにとても憧れていた。
まさか琵琶湖に移住してこの世界にのめり込むとは誰が想像できただろうか。笑
時は流れ 本格的に電動工具を使って精度を高めたビルディングに奮闘する日々
バンドソーやベルトサンダー、集塵機をフル稼働させると凄まじい騒音や振動がおきる。
賃貸アパートでの限界に達して工房を探すことになった。
4年間苦情を言うこともなく笑顔で接してくれた住人のみなさん本当にすみません、、。
そこにお声がけくださったのがwild luresの貝谷さん。なんと工房の一部をお借りさせて頂けることになり、コラボレーションという形でルアーを世に放つことになりました。
まさか自分がこの工房でビルディングさせて頂けることになるとは、、
ファーストコラボはラットベイト。
パワー系ノイジーでありながら、うるさ過ぎず静か過ぎない程よいジョイントサウンド。 ジョイント部のカップ形状で移動距離を抑えたネチりと泡噛みの良さをコンセプトに仕上げました。


Krat” ボディ約130mm テール込み約250mm 2.3ozクラス
テールはラットベイトでお馴染みのスカンドレル。(他ワームと交換可能)



最終テストのナイト釣行では仲間と2day-4本11kg over
このルアーだから釣れた!みたいなプロモーションはあまり好きではないので、他のウェイクベイトでも釣れそうなシチュエーションだったと言っておきますが‥ かなり理想的なフィーリングに煮詰まりました。
量産体制が整ったのでこれからラットの繁殖に浸っていきます。笑
その他製作途中のプロトが山積み。
フィールドの事を考えていると妄想が止まらなくてビルディング欲が爆発する笑

理論上波動が二倍のはず‥

色調変化じゃなくて魚種変化のリアクションバイトを誘発させたい(そんな効果は無い 笑)


ドウマンパターンのアカメに使いたくて‥

気を衒ったキテレツルアーじゃなくて実釣性能が高いルアーに惹かれます。ビッグプラグならではのルアーパワーを最大限に活かせるようなルアーを作っていきたい。
一応ブレる事なく釣果最善主義者です。笑
最後に、誰が何と言おうがここには偽りの無い物作りがあると断言する。
誰に対しても何も言わないし人それぞれのやり方を否定する事はないけれど、自身の目で真実を見極めて色褪せない物作りをしていきたいです。

冬に向けての準備‥
宝石のような魚と夢のある琵琶湖に心を奪われた1アングラーとして方向性がブレる事はない。
今後とも宜しくお願い致します。
record in mind!!
