2023年 早春
三重県 熊野灘
近年冬の風物詩となりつつあるトンジギの影で釣果を聞き始めたトンボキャスティング。
今回は手軽に始められるマグロ釣り、トンボキャスティングを記事にしてみました。
トンボという魚とは?
まず初めにトンボという魚はビンナガマグロ(ビンチョウ)の別の呼び名である。
関西園内で釣りの対象になるマグロは主に クロ、キハダ、メバチ、ビンナガの4種類
今回の主役 ビンナガマグロは成魚で30kg程度の最小種。
11月~4月頃の冬の間、熊野沖を大きな群れで回遊しており比較的手軽に釣れることから、ゲームフィッシュとして近年注目され始めた。
アベレージサイズは8kg前後ですが、群れに混ざる20kgクラスのタネトン(種トン)と言われる繁殖能力のある成魚がランカーとされます。
トンボキャスティング
トンボというとジギングで狙うイメージが強い中、一部で流行りつつあるのがこのキャスティングゲーム。
最近話を聞き始めたばかりの開拓途中の釣りです!
この頃はトンボキャスティングが普及しておらず、遊漁船の予約もトンジキで埋まっていて 中々予約を取れずにいた。
スピニングタックルでは引き抵抗が軽めのこのジグが使い易かったです。↓
2月下旬キャスティング便の予約が取れたのでタックルを組む。
今回はキハダが混在している状況だったので、PE6号タックルを持ち込みました。
ナブラ等でマグロが水面を割っている状況ではなく、ソナーを使ったブラインドでの誘い出し。
小さめのプラグが主流とのことですが、ルアーはあえてサイズ感のあるγ60-180mmをチョイス。
小トンの群れに混ざるタネトンを狙いたかったので180~200mmのルアーでやり切るつもりでいました 笑
朝一の数投目、連続ジャークから船際でステイさせた瞬間 浮上したルアーに横っ飛びのドルフィンバイト!
ド派手なバイトとは裏腹にフッキングからのファーストラン以外はほとんど走る事はなく、控えめなファイトで難なくキャッチ。
110cm/ワタ抜き後19.95kg、幸先の良い一本!
春先のマイクロベイトパターン
この1匹をキャッチしてから時折水面にマグロが跳ね出したが、どれもヌメヌメナブラといわれる無音ジャンプばかり、、
先程の魚も胃の内容物はほとんど無く、吐き出されたベイトはサギフエのみ。
こういった状況は春の熊野灘ではお馴染みの難攻不落なマイクロベイトパターンと言われる。
このような状況下での釣り方は諸説色々とあるが、ただ単にルアーサイズを小さくすれば良いというのではなく逆にサイズアップしてみるのも有効だと感じている。
個人的にバス釣りでのマイクロベイト攻略の考え方としてマッチザベイトに寄せるのではなく、
ベイトを散らすような激しいポッピングやジャークをするとリアクションや本能を刺激するバイトを得られるという事もある。
そんな事を考えながらベイトボールを散らすイメージでアクションさせていると、、
再びゴブォッと水面が砕ける!
先程よりも激しい走りと船際で暴れ回るが、船長の手慣れたランディングで無事ネットイン!笑
上がってきたのは先程のと同じくらいのタネトン。
110cm/ワタ抜き後19kg
あわよくばもう一本出るかと期待するが、昼からはノーバイトで帰港の時間となりました! (釣っても食べ切れません 笑)
トンボキャスティングに魅了されて、3月中旬にもう一度行ってきました 笑
この頃からキャスティング便での予約を度々見かけるようになりました。
偏食マイクロベイトパターン継続中でも時合いで連発!
重労働なジギングよりもキャスティングの方が楽で出るサイズも大きいような気がする、、そして何よりも楽しい 笑
それに確立されて間もないスタイルだからこそ、可能性を感じるし熱くなるものがある‥
タックル考察
他のマグロ同様にステイ中にバイトしてくるので、止めの間をつくることを意識してアクションさせます。
今回はPE6号タックルを使用しましたが、ブリやカツオキャスティングの4号タックルでも十分キャッチできると思います!(キハダが混在する時はPE6号)
ルアーサイズは下が140~160mm、上は180~200mmくらいまでのダイビングペンシルやポッパー、活性が低い時用に高比重ミノー等があると良さそうでした。
アクションは他のマグロ類よりもステイを短くした連続気味のジャーク(ステイは1~2秒程度)
ステイ中の動きを綺麗に‥を意識してラインスラッグを適度にとることでバイト数は増えると思います!
次はバス用ビッグプラグと強めのベイトタックルでチャレンジしてみる予定です 笑
水面が砕ける瞬間が堪らなく気持ち良い!!
釣って楽しい 食べて美味しいビンナガマグロ。
手軽に始められるマグロキャスティングとして、これから広まっていくのではないでしょうか?
最後までお読み頂きありがとうございました!!
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