琵琶湖のウェイクベイトゲーム “RIBAISA”

以前の記事の続きになります↓

初めに、RIBAISAには特別な何かがあるわけではありません。典型的なウェイクベイトです。

今主流のウェイクルアーはペラやブレード等の金属パーツで音を出す、いわゆるノイジー系という括りのものが多いですが、

個人的に北湖ではサイレントでナチュラルな強波動のウェイクを多用します。

元祖ウェイクベイトヘドン-ビッグタイガーに影響を受けて、より琵琶湖で使い易いように改良したものがリバイサになります。

破綻ギリギリのセッティングから生み出されるアンバランスなオーバー気味の強ウォブル＆ローリング。

世間では激しいウォブンロールは釣れない？と言われたりしますが、全くそんなことは無くむしろこれが強く効く状況下も多々経験してきました。

ビッグタイガーを使っていた数年前と同じ反応を得られるか不安でしたが、9月の北湖テスト釣行では単日10バイト以上計30バイトくらいは取れたので自信を持ってリリースに踏み切りました。 (魚のサイズを選べる釣りではないので子バスバイトも多いです)

リーリングスピードは気持ち早めのサラサラ巻き。テールエンドで水面をヒタヒタと搔く音が聞こえるくらいのスピードです！

ナイトでも巻きスピードを遅くすることはありません。

主にクリアウォーターの月明かりが眩しい日やデイゲームでサーチベイトとして使うルアーになります。

ナイトゲームでのウェイキングはルアーを追いきれないのか、ミスバイトしても何度か追い食いしてくることがあります。(1キャストで最大5回食い直しの経験あり)

スキップバイトが連発する状況では単純に巻き速度を落とせば良いというわけではなく、このスピードだからバイトしてくると捉えてフックアップしないバイトはスルーしています。

(スローに引ける羽根物やノイジーにローテーションするのも選択肢の一つですが、経験上ウェイキングでバイトが連発する時は他のルアーにあまり出ません。)

ベタ凪の日は羽根物の出番として、軽いウネリや小波立っている状況はウェイキングメインになります。

ウェイクベイトは視覚で喰わせる要素が強いので、見切られにくいスピードと時々バランスを壊す不規則アクションを発生させるように設計しました。

ラインアイを下に曲げるとウォブル&ロールとイレギュラーアクションが強くなり、上に曲げると控えめなアクションになります。

泳ぎが傾く場合は傾いている方向の逆側にアイを曲げて調節します。

※全ての個体をスイムチェックしてからリリースしていますが、トゥルーチューンする場合はアクションを確認しながら慎重に調節してください！

個人的には水絡みするサウンドを強めたいので、アクションが破綻するギリギリで使用しています。

ただ巻き以外では軽めのリーリングジャークやリッピングも効果的です。

リバイサはダーター的にも使えるように高浮力設定です。(代償として浮き姿勢が倒れてしまいますがウェイキング時には問題はありません)

ちなみに好きなダーターはサウスベンド-バスオレノなのですが、見かけによらずただ巻きでのウェイキングも素晴らしく良いアクションなんですよね‥ 浮力の強い物体を水中に入れ込む力はパワフルな水の攪拌を生み出してくれます！

現代では不人気なジャンルですが大きい魚を呼ぶ力に優れているルアーですよね。

話が逸れましたが、ダーター的にキックバックで一点ネチネチできるようになっています。特に春先には効果的なアクションだと感じます！

本湖のオオナマズゲームでの使用も兼ねて製作が始まったリバイサ。ドラグ滑りでフックオフしたり、派手なバイトにも関わらず乗らなかったりと現時点ではノーキャッチですが、

オオナマズ専門のアングラーにも使って頂いて本湖も河川も良い反応を得られているので来シーズンが楽しみです。

一般的にオオナマズのベイトパターンでは微波動のナチュラルアクションが良いと言われていますが、実際は強ウォブル＆ロールアクションのウェイキングが効く状況も多々あります。

湖産ビッグヘッドの報告を心待ちにしております！

今月分リリースも無事終了して一息つく間もなく次の試作ブランクスを削り出しています。

抽選販売にご応募下さった皆様、ありがとうございました。
当選しなかった方もまたリリース予定はありますので是非宜しくお願い致します。

販売情報はInstagramをご覧ください。(アカウントが2つありますが、ビルディング関係はこちらのアカウントで更新しております↓)

気が付けば梅雨明けから琵琶湖釣行僅か3回､､そろそろ魚にも顔を忘れられた頃でしょうか。

メインシーズン間近にして全力でビルディングしていきます。笑

琵琶湖の方はウィードが抜け始めて冬の訪れを感じる時期になりました。

岸際は小バスに占領されておりデカバスの釣果を聞かない沈黙の秋‥

去年に続き大減水が予想される冬場。

シーズン前に各エリアの地形やブレイクとの距離感を再確認しておきましょう､､。

お問い合わせの多いスーパースローヨタミノーのテストも継続中。

あくまでも自分用として作っているルアーです。

理解されない系アクションなのでリリースするかも不明ですが‥ 今冬の主軸になる予定です。

減水した琵琶湖と向き合った3年間の成果を、

いまこそシャローマンの意地を見せる時ではないでしょうか！

大減水でフローティングプラグが優位になりそうな‥熱い冬になる予感がします。

12アンタレスのグリスアップをしながら北湖に想いを巡らせていました。

雪の降る白銀の琵琶湖を心待ちにしています。